pencil 2008
例えば、その鉛筆は、Born in Tokyo, 15:45 May 6th, 2008
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地球にあるすべてのものはみな、誕生し、そして死んでいきます。
文房具も例外ではありません。
製品が作られたとき、それは生まれ、
使われて消滅したり、捨てられたときに死んでいきます。
しかし、あまりにも何気なく使われ、その手軽さからか、つい簡単に捨てられている鉛筆たち。
大量生産、大量消費が見直され始めている今だからこそ、合うデザインがあると考えました。
せっかく素晴らしい機能を持った、ずっと永く使える鉛筆なのです。(芯さえあれば半永久的に使えます!)
最後まで大切に使ってほしい。
そしてその鉛筆の最後を、使ってくれた人に見届けて欲しい。
それなら例えば、「その鉛筆が生まれた『場所』や『とき』」を、
そのままその鉛筆へ刻んでみたらどうでしょうか。
そうすれば、自分の使うこの鉛筆が、だんだん小さくなり、使い終わるとき、
それが、鉛筆が「死んでしまう」ときだとイメージしやすくなるかも知れません。
たったそれだけを強調することで、
単なる「大量生産された」鉛筆ではなく、
「世界でたった1つだけ存在する」鉛筆になるのです。
一つ一つが違う出生記録、ID番号を持つ、「特別な」鉛筆です。
生命感やストーリーを持った「大切な」鉛筆です。
きっと大事に使ってもらえると思います。
このデザインを通して、特別な個性を持った鉛筆たち。
使う人に「大切に長く使う」の気持ちが伝われば嬉しいです。